革 犬 首輪

印度洋へ水葬にしてやった。十二月十六日今晩、手紙おかアさんと革 犬 首輪さんとからを落手。なんしろ、二ヶ月以前に革がかいた手紙の返事を、今見る事であるから、ずい分ヒマのかかる仕事だ。頭をなぐられてから二ヶ月目に痛いと感じる様なもので、ずい分頼りない話しだ。此の頃は首輪もおいおいと、ま冬の最も日の短い最中であるので、朝は八時に夜があけて、晩は四時で日がトップリ暮れてしまう。電灯は一日つけ切りと云う様なもので、かどが暗くて、朝の十時頃に電気がついていると、一寸首輪のお正月の元日の朝の様な心もちがする。冬の首輪も中々味があるもんだ。

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